うずら飼育 卵を産ませて孵してみよう 交配~産卵 感動!命の誕生!!
みなさんこんにちは!
私は現在うずらを3羽飼っています。
オス1羽(ケケン君)とメス2羽(グルグルちゃんとらーちゃん)で
すべて卵から温めて孵した子達でグルグルちゃんはケケン君とらーちゃんの子供です。
そこで今回は飼っているうずらに卵を産ませて育ててみたいと考えて見える方がたの参考になればと交尾のタイミングや卵を産ませるまでの過程をまとめてみました。
うずらを卵から温めて孵化させる方法と孵化させたヒナを飼育する方法は以前にご紹介させていただきました。
今回は飼っているうずらが産んだ卵を温めて育ててみましょう!
思い入れも大きく、すごく可愛いですよ。
1.準備
まず、卵を産ませるためにはうずらのペアを飼育している必要があります。
そしてこのうずらが繁殖に適した齢であることも重要です。
メスは孵化後40日~50日で卵を産むようになりますが、繁殖させるためにはオス、メス共に成熟しきった孵化後60日~180日くらいのうずらを交配させると孵化率が高くなるそうです。
外観的判断目安はメスは卵を産みだしてから2週間くらいで、オスは泡沫様物質(文字通り白い泡の様なもの)がフン等と同じように排泄されだしたら、性成熟していると判断をしてよいと思います。
メスは卵なので分かりやすいですが、オスは分かりにくいと思いますので、上記の孵化後の日数を目安にしたら良いと思います。
成鳥をペットショップ等で購入してきた場合は孵化後の日数はわからないですが、成鳥購入時点でもうすでに成熟していると思われますので、いつでも良いと思います。(飼育し始めてから年数が経っている場合でも卵を産んでいるなら大丈夫だと思います)
2.注意事項 近親交配
私自身経験はありませんが、うずらは近親交配の影響を受けやすいといわれています。近親交配とは血縁が近い関係で分かりやすく簡単に例えると親子や兄弟の交配のことです。下等な動物では直ちに影響が出ない場合も多いですが、うずらは影響を受けやすく生まれて直ぐに死んだり、卵が孵らなかったりするそうです。
なので、同じ親から生まれた兄弟等を飼育している場合は、繁殖には使わない方が良いです。
スーパーで購入した食用卵を温めて運良く孵化させることが出来たうずらは、本来メスだけで飼育していたはずが、何らかの間違えでオスが混入しいて、そのオスによる交尾で有精卵になった卵であり、オス混入の頻度は高くないことから、同じ採卵所から採れた有精卵は母親は違うが父親は同じである確率が高いと想像します。
私はスーパーで購入した卵からはヒナを孵すことはできなかったのですが、その当時に調べた感じでは最近ではオスが混ざることはほぼ無いので、有精卵の確率はすごく低いといわれました。
そのことからも、ネット等で1パックから数羽孵った等の報告があるケースではこのヒナ達は母違いの兄弟である可能性が高そうです。
3.繁殖に適した季節
自然界では気温やエサの関係で繁殖期が決まっていますが、家禽化しているうずらは特に決まった繁殖期はありません。
ただし、うずらは人工孵化をさせる必要がありますので卵の孵化に必要な温度管理が難しい季節があります。
特に真冬や真夏は孵化したヒナの温度管理が大変で生死に直結します。
ですので、繁殖させる季節は飼育環境を考慮して決める必要があります。
私のお勧めは初夏と秋口です。
4.交配方法
・オスとメスを単独飼育している場合
交配はそんなに難しくはありません。
オスとメスを分けて飼育されていると思いますが、どちらかのゲージに入れてやれば早い場合であれば即交尾を始めます。
この場合は交尾が済んだら直ぐにゲージを分けて今まで通り単独飼育します。
もし、直ぐに交尾を始めなかった場合はしばらく様子を見守ります。
1時間程様子を見て交尾もケンカもしなかった場合は、そのまま2羽を同居させます。
同居後は注意して見守った方が安全です。相性が悪いペアですとオスにメスが攻撃され、最悪の場合メスが殺されます。
なるべく目が届く時に行う方が事故を防げて安心です。
健康なペアなら通常1~2日も同居させていれば交尾は完了しています。
メスの頭の羽がむしれていたり、乱れていた場合はほぼ成功しています。
2羽を分けて単独飼育に戻します。
・もともとオスとメスを同じゲージで飼育していた場合
この場合、ペアが成熟していた場合は既に産んでいる卵は有精卵である確率が非常に高いです。次のステップへ進みましょう!
5.有精卵の確保
毎日卵を産んでいるうずらは、交尾した日も変わらず卵を産みますが、交尾後であっても2日程は既におなかの中で出来上がっていた無精卵を産みます。
確実に有精卵をとるためには、4日後位から10日後までに産む卵を使用します。
10個以上卵をとる場合は最初の交尾から5日後位にもう一度交尾をさせます。
6.卵の保管
複数の卵を温める場合であっても、加温の開始は同時に行う必要があります。
このためには加温開始するまでの間、卵を保管する必要があります。
卵の保管は10~20℃ 湿度60%くらいでの保管が安全とされています。
なお、約30℃を超えると胚の発育が始まってしまいます。
保管期間は2週間が限度とされていますが、卵が必要数採れたら直ぐに加温を開始した方が良いです。
7.卵の温め(加温開始)
うずらは36.5℃~39℃で約17日で孵化します。
私はヒーターを使用した自作の加温環境で卵を温めています。
知人が自動孵卵器を購入して卵を孵化させました。
セット時には立ち会いましたが、本当に簡単で検卵時にもすべての卵に発育が見られ予定通りすべて無事に孵化しました。
簡単確実でお勧めですね!
8.ヒナの飼育
ヒナの飼育と必要な道具等は、こちらを参考にして頂ければと思います。
www.sp-hiross.com
9.卵を温める前に
うずらのヒヨコはとても可愛いです。
自分が卵から育てたうずらが卵を産んで、それからまたヒヨコが生まれるなんてすごく嬉しく、可愛いです。
ですが、多数の飼育はとても大変です。
知人は孵化したヒヨコ7羽と元から飼育している2羽のメスと合わせると9羽飼育しています。すべて飼育する覚悟で孵化させたから心構えは出来ていましたが、定期的に行う必要があるゲージの掃除がとても大変だと言っています。
ですが、エサをやっているときはとても癒されるとも言っています。
癒される事も多いですが、大変なこともまた多いので卵を温める前に、本当に飼育できるか今一度よく考えてください。
10.最後に
いかがでしたでしょうか?
とても可愛いうずらの飼育
是非みなさんにも可愛さを体験して頂きたいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました。
うずらとは関係ありませんが、釣りを通じての自然とのふれあい等参考になるブログがたくさんありますよ!
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