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カニ掬い タモ網を持って出かけよう!魚やイカも掬える?魅力たっぷり夜の海へ

カニ掬い タモ網を持って出かけよう!魚やイカも掬える?魅力たっぷり夜の海へ

みなさんこんにちは!!

今回は夜の堤防でタモ(タモ網・玉網)ひとつで色々な生き物が捕れる事を
みなさんに伝えたいと思います。

その中でもメインターゲットはズバリ!!
ワタリガニです!

ワタリガニは捕ったときの達成感も凄くあり、捕った後の食材としても優秀です。
そんなワタリガニの捕り方や習性、特徴などと
その他、タモ掬いで捕れるターゲットも合わせてお伝えしたいと思います。

 

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かにすくい ワタリガニ

・ワタリガニとは

ワタリガニは短尾下目・ワタリガニ科のカニ類の総称で、ガザミやタイワンガザミ、イシガニを指す名称となっています。
味の評価はどのカニも非常に高いですが、市場での評価はガザミ>タイワンガザミ>イシガニの順になっています。

・ガザミ

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ガザミ

本来はワタリガニと言えばこのガザミを指します。
甲羅の左右に大きな棘が突き出て尖ったひし形のような形をしています。
大きなもので甲羅の大きさで20cmくらいになる個体もいます。

 

・タイワンガザミ

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タイワンガザミ

ガザミと外観はよく似ていますが、オスのタイワンガザミは青色が入り、特にハサミと脚の部分は鮮やかな青色をしているものが多く甲羅には白い模様があり、ガザミより色が鮮やかです。
ハサミは他のカニより細くて長いです。
オスは色が鮮やかで分かりやすいですが、メスはガザミと区別がつきにくいです。

 

・イシガニ

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イシガニ

ガザミ、タイワンガザミの様に甲羅の左右に大きな棘がないので、ひし形には見えず、やや扇型をしています。
ハサミはガザミ、タイワンガザミより太くがっちりしています。

小~中型個体の甲羅表面には薄く毛の様な物が生えていますが、大型に成長するにつれて毛は無くなり甲羅には艶が出てきます。
石の様に殻が硬いところからこの名前が付いたとされています。

・ガザミ、タイワンガザミ、イシガニ共通の特徴

ハサミを除いて4本ある足(第1歩脚~第4歩脚)のうち一番下の足(第4歩脚)が他のカニとは違い遊泳脚とも言われ、先端部分が平らでヒレ状になっていて、この遊泳脚を使い海中を自由に泳ぐことができます。
この様に海を泳いで渡ることから「渡り蟹」と言われます。
英名でも「Swimming crab」となっています。

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第4歩脚の比較 左)ワタリガニ 右)モクズガニ
・ワタリガニのオスとメスの見分け方

オスとメスの見分け方は簡単で明確な違いがあります。
腹部の通称「ふんどし」と呼ばれている部分がオスは三角形で細く、メスは丸形で幅が広くなっています。
ふんどしはメスが卵を抱く器官です。
比較をすれば一目瞭然ですが、単体で見た時でもわかる様に特徴を掴んでおきましょう!

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ワタリガニのオスとメスの見分け方

味の良い旬の時期はオスとメスでは違い、メスは産卵する前の内子(産卵する前の卵)を詰めた12月~6月くらいで外子(画像右側のふんどしに抱えている黄色い卵)を抱える前まで。
オスの旬は夏場であると言われています。
このことから、捕獲した時にはオスであるかメスであるかの選別とメスなら外子を抱えていないかは確認して、外子を抱えたメスはリリースするなどして、同じ命を頂くのならより美味しい方を頂きましょう!

・ガザミとタイワンガザミの見分け方

ガザミとタイワンガザミはよく似ていて形だけでは見分けが付きにくいですが、色や模様の特徴を覚えれば、オスの区別は簡単です。
ハサミと脚の部分が鮮やかな青色をしていて甲羅に不規則な白い模様があればタイワンガザミのオス。
甲羅の左右に大きな棘が突き出て尖ったひし形のような形をしていて甲羅にタイワンガザミの特徴である不規則な白い模様がなければガザミ。
ただ、タイワンガザミのメスには特徴のある青いハサミと甲羅の白い模様がなく、ガザミとよく似ていて、色では区別がほとんど付きません
そこで、色以外の特徴としてハサミの付け根で腕に当たる所にある棘の数がガザミは4本であるのに対してタイワンガザミは3本です。
小型のものは棘も小さく分かりにくい事もありますが、種類を確認したい時の参考にして下さい。

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ガザミとタイワンガザミの見分け方(棘数)

1.カニ掬いとは

カニ掬いとはその名の通りタモ(タモ網・玉網)で夜間にライトで海面を照らし海面を泳いでいるガザミ類や堤防等の岸壁にいるイシガニ類を見つけて捕まえる事です。

昼間でも捕れない事はないですが、これらのカニは夜行性のため夜に行います。

2.必要な道具

次にあげる道具は必須です。
必ず準備してください。

(イメージや価格の参考のためAmazon、楽天、ヤフーショッピングの商品リンクを貼っておきますので、詳細はそちらを参考にして下さい。)

・ライト

夜の海面を照らす必要があるので、強力な懐中電灯が必要です。また、ヘッドライトもあった方が良いです。

 ・タモ(タモ網・玉網)

海面までの高さにもよりますが、タモの柄の長さが4~6mくらい必要です。

・保護手袋

カニを掴む時に使用します。
素手で掴むと挟まれたり、棘が刺さったりするので必ず着用しましよう!

・クーラーボックス等

捕ったカニを持ち帰る時に使用する入れ物と、採取中に捕ったカニを入れておく入れ物は別にしておいた方が、移動が楽です。魚と違い逃げますのでバケツの場合はなるべく深い物を使用した方が良いと思います。

・ライフジャケット

万一の落水に備えて必ずライフジャケットを着用してください。
邪魔くさく感じますが、最近は嵩張らないタイプの物もありますので必ず準備してください。(過去記事にライフジャケットについて書いたものが有りますので参考にして下さい)
夜の堤防は暗くて足元が良く見えないため、昼間より危険度が増します。

 

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 ・保冷剤、氷

採取したカニ等を新鮮な状態を保って持ち帰るために使用します。

・防虫対策

初夏以降の海辺には蚊等の虫が多いです。
気になる方は虫よけや肌の露出は控えましょう!

3.カニ掬いに適した時期

ワタリガニ類の美味しい季節は秋~春と言われていますが、この時期のカニは冬眠に近い状態になっていて見えるところには現れませんので掬い採取には適しません。
産卵のため接岸してくる春~秋がカニ掬いのベストシーズンです。

4.時間帯

日没後~夜明け前までが掬いタイムです。
カニ以外のターゲットの場合は夕まずめが良いです。

5.潮回り

満月に採れたカニは身が痩せていて美味しくないと言う人がいますが、これは
「月夜の蟹」という月夜に捕まえた蟹はやせていて、甲羅ばかりで肉が少ないことから、中身が空っぽな人ことを例えることわざからきています。

蟹が月夜にやせているのは、月を恐れて餌をあさらないためだとも、脱皮をするからだともことわざの理由として言われています。
これには科学的根拠はないようですが、私の父方家系は漁師で、月夜の蟹ことは言い伝えられているそうですが、カニの味に差はないし大潮の日にカニ漁をすることはあるそうです。
ただ、大潮の日に産卵をするカニが多いことと、海が荒れた大潮の夜に危険を冒してまでカニを捕りに行かない方がいいからではないかと聞いたことが有ります。
話は少しそれましたが、魚をはじめカニも大潮の方が活性が高く、カニ掬いで大潮は条件的に良いです。
また干潮時、満潮時それぞれ適した捕り方があります。
ですが、私の経験上では小潮でもカニは捕れますので潮干狩りの様に潮がだめなら全くできないということはありません。

6.場所

漁港、堤防、防波堤等の護岸、テトラ、岩場、河口等

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漁港

干潮時に河口の干潟等にウエーダーを履いて水に入り採取をしている強者や真っ暗な磯場でやっている人もいますが、夜間に行うため安全を考えると漁港がお勧めです。

照明が点灯している漁港、堤防など特にお勧めです。

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照明のついた漁港

7.採取の方法(漁港等)

では実際にどの様にカニ掬いをするかですが、夜間であることから
先ずは安全を第一に考え漁港での採取方法から説明します。

①岸壁についているカニを捕る(主にイシガニ)

ライトで岸壁を照らしてカニを探します。

カニ自体を確認する事も出来ますが、カニはライトに照らすと目が光るのでカニかそうではないかは目の光で見分ける事もできます。
何もない所にいて簡単に見つけられる場合と、牡蠣殻やイガイ(黒くて小さい貝の集まり)等のある場所にいる場合とがあります。

写真の場所は牡蠣殻が多く、カニはたくさんいるが失敗しやすいです。

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ライトに照らされたイシガニ

写真の様な感じでカニは水面近くいますので、カニを見つけたら静かにタモを入れてゆっくりとカニに被せます。
タモを被せてからもカニは逃げようとしますので、タモを被せたままカニを壁から剥がします。
岸壁にタモの網に引っかかる物が無い場合は、タモをカニに被せたまま水面までもってきてそのまま引き上げればよいですが、牡蠣殻やイガイがあるとタモの網が引っかかるので、カニを完全にタモの中に入れなければ、直ぐに逃げられてしまいます。
ただ、カニの逃げ足はそんなに速くないので、何度かやればすぐにコツを掴むことができると思います。

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イシガニ

②泳いでいるカニを捕まえる(主にガザミ、タイワンガザミ)

 春~秋はワタリガニが浅瀬や湾内に泳いでやってくるので、それを捕まえます。
ライトを照らすと海面近くをゆっくりと泳いでいるカニを見つけることが出来ます。
照明の点灯した明るい漁港や堤防ではライトを照らさずにカニを目視することが出来ますのでとても効率が良いです。
逆にライトを照らして探す場合は真っ暗な海では照度の低いライトの場合、泳いでいるカニを見つける事が難しいので、なるべく明るいライトを使用した方がよいでしょう。

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なお、海が荒れている場合や風、濁りがある場合は非常にやりにくいです。

カニを見つけてタモの届く範囲にカニがきたら慌てずにカニの進行方向または下からカニを掬い上げます。
泳ぎはそんなに速くありませんので、泳いでいる方向へ追いかけて掬う事もできます。
前項の道具の項で少し触れていますが、カニを掬うには岸壁からカニまでの距離+海面までの高さ分のタモの長さが必要になります。
初めてワタリガニが泳いでいる姿を見ると、とても感動?すると思いますよ!!

 

プロマリン

岸壁についているカニを掬う場合も、泳いでいるカニを掬う場合も潮の満ち引きによる海面の高さが影響しますので、潮の種類は把握しておいた方が良いでしょう。
潮について説明してありますので参考にして下さい。

 

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 大潮の干潮時などは海面が下がり過ぎてやり難い場合もありますが、海底が見える場合には海底を歩いているカニも見つける事ができます。

③カニを掬ってから

カニを陸に上げたらバケツやクーラーボックス等の入れ物へカニをいれます。
カニを掴む時は保護手袋を着用して挟まれない様に注意しましょう!

手袋をしていても大型のカニの場合痛いです。

もし素手で大型のイシガニ等に挟まれたらとんでもないことになります。
痛いでは済まされませんので、細心の注意をお願いします。

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このハサミに挟まれたらと想像すると...

イシガニなどは挟むとなかなか離してくれません。

写真は採取中のにーラーボックスの紐をずっと挟んだままのイシガニです。
帰るまで挟んだままでした(汗)

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紐にぶら下がったままのイシガニ

 

8.採取の方法(漁港以外)

・潮の引いた浅瀬

海水浴場や潮干狩り場の様な場所でも夜になるとワタリガニはたくさん捕れます。
ウエーダー等を履いて海中に入ってカニを探します。
何もない砂地にもいますし、泳いでいるワタリガニも捕まえることが出来ます。
特に岩などがある場所やテトラポット周辺は特に良く捕れます。
カニ以外の生き物も見る事が出来ます。

河口に近い場所ですとさらに色々な生き物と出会うことが出来ます。
ただし、夜の海はとても危険です。
海に詳しい人以外にはお勧めできません。
海になれている人でも、事前に地形の確認を昼間に必ずして下さい。
また、いきなり深みにハマったり、波にさらわれたりしないように決して無理をしない様にしましょう!

9.漁港でカニ以外の捕れる生き物

夜の海は昼間では考えられないような生き物を捕まえる事ができます。

特に価値の高いターゲットはイカです!!

①コウイカ科のイカ

特にコウイカ類は動きも速くなく、水面近くまで上がってきますので割と簡単に掬うことが出来ます。中には2kgを超える、釣りでもなかなかお目にかかれないほどの大物も掬えます。
春から夏にかけてで、沿岸の浅瀬に産卵のため接岸してきます。

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モンゴウイカ
②ヒイカ(ジンドウイカ)

ヒイカは大きくて12cmくらいの小さなイカです。
私の住んでいる地域では秋~冬が釣りのベストシーズンですが、カニ掬いシーズンと少し重なりますので、カニ掬いの時に一緒に掬うことが出来ます。
ヒイカは小さいので網目の広いタモでは掬っても網目から逃げてしましますので、ヒイカを掬うなら網目の細かいタモを準備しましょう!

③アオリイカ

釣りで大人気のアオリイカも夜のタモ掬いで掬うことが出来ます。
アオリイカも春に産卵のため接岸してきますので、その時が狙い目です。
ただ、アオリイカは動きがコウイカ類より速いのと余り岸壁近くまで寄ってこないのでタモ掬いでの難易度は高いです。

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アオリイカ
④クロダイ(チヌ)

警戒心が強く釣りでの難易度も高いクロダイもタモ掬いで捕れます。
しかも、とんでもない大物も!
海の透明度が高く海底が見える時に、海底で寝ている様にじっとしてて動かないクロダを見つける事が出来ます。
本当に寝ているかのようにほとんど動きません。
さすがに丸見えではないので、「魚なのか岩や海藻なのかどうかなぁ?」って感じです。
それらしきものを見つけたらとりあえず、タモを入れてみましょう!
頭からそっとタモを入れれば割と簡単に掬えますが、タモの枠がクロダイに触れてしまったり、途中で気が付かれてしまった時は弾丸の様に逃げていきます
魚は不思議です。同じクロダイでも夜に活発になるものもいると思えば、休んでいるものもいるようです。
クロダイがタモで掬える所にいるなんて知らない人が多いので、今のところライバルは少ないです。(笑)

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クロダイ
⑤シーバス(スズキ)

クロダイと同じような感じで採れます。
こちらもタモで捕れるとは思えない様な大きいものが捕れます。
クロダイも同じですが、「今日はシーバスを捕りに行くぞ!」とメインターゲットとして捕りに行くよりは、カニを掬いに行って海のコンディションが良い時に「今日ならいるかな?」ってくらいの感じで探すくらいの感覚で私は狙ってます。

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シーバス(スズキ)
⑥その他 小物

夜のタモ掬いでは他もまだ、にいろいろな生き物を捕ることが出来ます。

モクズガニも良く捕れます。モクズガニはメインターゲットとして捕っている人も多いですし、味の評価も高いです。
他にイソガニ、イワガニ、ショウジンガニなどのカニが捕れます。
ワタリガニなどのメインターゲットが捕れなかった時にはこれらのカニを捕って帰ってはどうでしょうか?味噌汁の出汁にするととても美味しいです。

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モクズガニ、その他のカニたち

その他に、いつでも掬えるわけではありませんが、小アジ、イワシ、イナッコ(ボラの幼魚)なども水面近くを大群で回遊している時には、掬うことが出来ます。
この場合はタモの網目が細かい物でないとすべて網目をすり抜けてしまいます。


そして、中にはハオコゼ、ゴンズイ、アイゴ、アカエイの子供など毒を持った危険な魚も捕れますので、知らない魚が取れた場合は触る前に注意をして下さい。

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ハオコゼ         ゴンズイ         アイゴ

10.注意事項

採取が禁止されている生き物は捕まえないこと

タコ、伊勢エビ、ナマコ等は採取自体が禁止されている場所や採取の時期が限定されていることがありますので、事前に各都道府県の水産課HP等で確認をして下さい。

11.料理

ワタリガニはズワイガニの様に身は多くはないですが、濃厚な味とメスの内子、ミソは最高です。茹でガニ、蒸しガニをはじめ、味噌汁やパスタなどにも抜群の相性です。
是非味わってください。

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茹でガニ

12.最後に

いかがでしたでしょうか?
タモ網で魚を採る=子供の遊びと認識されていた方も多いのではないでしょうか?
簡単に楽しく始められ、大きな魚まで捕れてしまう事があるタモ網掬い!
是非体験してみて下さい。

そして最期にもう一度!!
夜の海は危険が多いのでライフジャケットを着用するなどして安全には十分注意をして海を楽しみましょう!!

最期までお付き合いいただきありがとうございました。

 

こちらにも色々と参考になる情報があります。

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