2021年 豊橋サーフ ショアジギング コノシロ祭り おまけでヒラメ
みなさん
こんにちは!
年も明けて早速サーフへショアジギングへ行ってきました。
本命はヒラメなのですが年末少し前くらいから、伊良湖~遠州サーフはコノシロの群れが常に接岸しているので、今回は外道であるコノシロも楽しみに釣りをしてきました。
コノシロの群れ
コノシロの群れの大きさによっては、まともにルアーを投げることもできないくらいの大きな群れが入ってきます。
どれくらいの群れかといいますと、海面から底近くまで数十メートルにわたり隙間なくコノシロが群れているといった感じです。
下画像の赤枠で囲んである黒い海面は全てコノシロです!!


そんな群れの中にルアーをキャストすればすぐにコノシロがルアーに引っかかってしまい、まともにルアーを引いてこれないくらいです。
本来、このようなベイトフィシュが多く接岸することはフィッシュイーターをターゲットに釣りをする我々にとって非常に好ましい状態ですが、群れが大き過ぎると逆に釣りがしにくいです。
ここでコノシロのことをあまりご存じでない方のために少しコノシロを紹介します。
コノシロとは
ニシン目ニシン科コノシロ亜科コノシロ属の魚です。
釣りをしていない人には全く馴染みのない名前の魚ですが、すしネタの「こはだ」と言えば分かる人は多いと思います。
成魚は全長25cm~30cmほどで、体は平たく、背中側は青緑色で腹側は銀白色をした綺麗な魚体です。体の上半分には小さな黒い斑点が点線状にたくさん並び、エラ蓋の後に大きな黒い斑点が一つあり、背ビレの最後の方が長く伸びています。サビキ釣り等で良く釣れるサッパ(ママカリ)と外観はよく似ていますが、この部分で区別がつくと思います。
とにかく小骨が多く知らずに小骨処理をせずに食べた人はびっくりするくらい食べにくい魚です。サビキ釣りやイカダでのクロダイ釣りの外道でもよく釣れるのですが、上記のような理由からか持ち帰る人はあまり多くありません。
釣行
私も含め寒い中、AM3:00には既にサーフは釣り人で賑わっています。
AM4:30にはもう一定間隔で釣り人がサーフに並んでいます。
伊良湖から静岡まですーっとこんな間隔で釣り人の列が続きます(笑)
私も準備をゆっくりと済ませ、AM4:00頃サーフインしました。
朝マズメまでの暗い時間帯はヒラメを狙い、薄明るくなった頃に青物の回遊を狙い打つ予定で頑張りましたが、残念ながらどちらも不発。
ただ、本日私の楽しみはコノシロです。(半分本気、半分負け惜しみ)
夜が完全に明けてしばらくした時
少し離れた釣り人の竿が曲がっています。
「なんだろう?」
その方は釣り上げて直ぐに蹴飛ばしてリリースをしています。
ボラかコノシロ確定!
ただ、リリースするならもっと優しくしてほしいですね。釣れた魚は何も悪くないのですから。
周りの竿も曲がり始めました。
ついにきました。
コノシロです。
上の写真の様な、まとまった群れではなさそうですが、ポツポツ釣れています。
「そのうち私にも掛かるかな」と思いながらキャストを続けていると
ファーストフィッシュ
コツンとアタリ
軽く合わせるとヒット!
引きの感覚でスレ掛かりの魚であると直ぐにわかりました。
引きを楽しみ釣り上げた魚はもちろんコノシロ!!
海面から目視できるほどの群れではありませんが、ポツポツ釣れます。
この釣りでのコノシロは特に狙って釣るわけではなく、普通にヒラメ等を狙っている時にスレで掛かってきます。
ですので、特にコノシロを意識するわけでなくキャストを繰り返していればおまけで釣れます。
ただ、写真のような大きな群れが入っていた場合は、このゾーンにルアーを投入すればほぼコノシロが掛かってしまうので、コノシロを釣りたくない人は、ここを避けたほうが良いかもしれません。(群れの下に大型フィッシュイーターがいる確率は大ですので、コノシロが掛かってしまうことは覚悟して投入する必要がありますが、コノシロを目障りと感じている人は心が折れます。)
私はコノシロが目障りどころか歓迎していますので、とても楽しいです。
30cm近いサイズの物がスレで掛かるのでとてもよく引きます。
写真のような大きな群れの中にルアーを投入すると全ての針にコノシロが掛かることも珍しくありません。
コノシロの釣り方
コノシロを狙って釣る場合は群れの中に鋭い針のやや大きめのルアーを群れの中に投入してください。ルアーの着水と共にコツコツと感触が伝わってきますので、軽くシャクリを入れると針に掛かります。
ルアーの種類は余り関係ありませんが、コノシロのいる棚へルアーを運ぶ必要がありますので、その点のみ注意してください。
あまりお勧めしませんが、ボラ用のひっかけ針を使用するとヒット率は格段に向上すると思います。(地元の方ぽいおじいさんがよくやっていますが、あっという間にバケツ満杯です。)
針に掛けてしまったコノシロはリリースしても魚体にはかなりのダメージを負わせてしまうので、私はお持ち帰り分の必要量に近くなったら、群れの中へのルアー投入は止めます。
後は、群れの周りを探ります。
それでも釣れてしまうので、口元や背中に掛かった元気なコノシロはリリースして他は持って帰ります。
沖目のコノシロを狙ったら…
今日は手前の群れの通過が早く、やや沖目にいるコノシロの群れを狙っていたところ、ヒット!ヒラメっぽい引きだなと思いながらも、コノシロだろうと思って引きを楽しみながらも強引に巻き上げてきたらヒラメでした。(この時はコノシロを掛けに行っていました(笑))
さらにおまけの舌平目
その後は波打ち際でのヒラメ狙いをしていて、おまけの舌平目を掛けて納竿。
とても楽しい釣りでした。
釣果
ヒラメ 1
舌平目 1
コノシロ 30くらい
美味しいコノシロ
沢山持ち帰ったので、処理が大変でしたが、塩焼き、刺身で美味しく頂きました。
下ごしらえは、頭を落として内臓を取りますが、腹の薄くなっている部分はほとんど骨で食べるところは少ないので、肛門から斜めに切り落とすと楽です。
刺身は三枚におろして腹骨を削ぎ取り細切りにします。
塩焼きは細かく骨切をしてから焼くとほとんど小骨は気にならなくなります。
適度に脂ものっててとても美味しいです!
コノシロの代表的な料理方法の酢しめは私個人的に食べないので作っていません。
コノシロは小骨処理さえすれば本当に美味しい魚です。
サーフ釣りの安全装備
本当は最初に述べておくべき内容は安全装備です。
サーフでの釣りは足が波で濡れない様に胴長靴(ウエーダー)を履きますが、万一波で転ばされて、ウエーダーに水が入ると水の重さで身動きが取れなくなり溺れてしまいます。そのためウエーダーでの釣りはフローティングベストの着用が必須です。
リンク画像を貼っておきますので、リンクから詳細を参考にして頂き、釣具屋さんやアウトドアショップで揃えてから釣りに出かけて下さい。
最後に
現在、伊良湖から遠州サーフにかけての広範囲でコノシロがお祭り状態で接岸しています。まだまだ続きそうですので、安全、防寒対策をしっかりとしてコノシロ祭りへ参加してみて下さい。ヒラメや青物のみを真剣に狙っている方達には厄介かも知れませんが、とても面白いですよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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