コウイカが爆釣する釣り方!底を外さない「エサ巻きエギ+オモリ足し」の裏技 サーフ編

みなさんこんにちは!
今年も春イカシーズンがやってきました。
先日、早速日本海へエギングに行ってきました。
今回のターゲットはコウイカです。アオリイカ同様に春になると親イカが産卵のため接岸するため岸からの釣りで大物をゲットするチャンスです。

そして私の中でコウイカを釣る上で最強のエギと思える「エサ巻きエギ」を使用して沢山のコウイカを釣る事ができました。
そんな楽しいコウイカの「エサ巻きエギング」を紹介したいと思います。
- 1. はじめになぜ「エサ巻きエギング」なのか?
- ターゲットの魅力身近な場所で手軽に狙える春〜初夏の大型イカ
- この記事で分かること
- 2. ターゲットを知る!一般的に呼ばれる「コウイカ」3種
- 3. エサ巻きエギングの基本タックル
- 4. 準備する「エサ」とエサの身切れをさせない巻き方のコツ
- 5.エサ巻きエギの弱点
- 6. 【場所別】コウイカ攻略のポイント
- 7. 実践!釣り方の3ステップ
- 8. コウイカを綺麗に・美味しく持ち帰るために
- 9. コウイカの捌き方
- 10.コウイカの料理
- 11.最後に
1. はじめに
なぜ「エサ巻きエギング」なのか?
ターゲットの魅力
身近な場所で手軽に狙える春〜初夏の大型イカ
コウイカは、肉厚でねっとりとした極上の甘みがあり、食べて抜群に美味しいイカです。しかも、遠出をしなくても近場のサーフ(砂浜)や身近な堤防、漁港から手軽に狙えるため、春から初夏にかけてのライトゲームのターゲットとして非常に魅力のあるターゲットです。
エサ巻きエギングとはルアーとエサの「いいとこ取り」
「コウイカを釣ってみたいけれど、エギを激しくシャクるのは難しそう…」「普通のエギングをやってみたけれど、なかなか釣れない…」そんな方にぜひ試してほしいのが「エサ巻きエギング」です。
エサ巻きエギングとは、一言で言えば「ルアー(エギ)の操作性と、本物のエサの集魚力を掛け合わせた最強のハイブリッド釣法」。 通常のエギの背中に、キビナゴや鶏のササミなどのエサをゴムやワイヤーで巻きつけてイカを狙います。
エサ巻きの強み
圧倒的なキャッチ率を誇る「最強のサブウェポン」
通常のエギでは見切られてしまうような渋い状況や、低活性なタイミングでも、この釣法は圧倒的な強さを発揮します。

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ボウズ(釣果ゼロ)が激減: 本物のエサが持つ「匂い」と「味」でイカを強烈に引きつけます。
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一度抱いたら離さない: 違和感を持たれにくいため、フッキング率(針に掛かる確率)が跳ね上がります。
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激しいシャクリは不要: 底をゆっくり引いてくる(ズル引き)だけで釣れるため、初心者でもすぐにコツを掴めます。
ルアーの手軽さと、エサ釣りの確実性を両立した、非常に合理的でよく釣れるスタイルなのです。
この記事で分かること
この記事では、「エサ巻きエギング」でコウイカを仕留めるためのノウハウを徹底解説します。 道具選び(タックル)から、エサの綺麗な巻き方、場所別の具体的な攻略法まで網羅しているので、釣りを始めてみたい初心者の方から、より確実に釣果を伸ばしたい中級者の方まで、ぜひ参考にしてみてください!
エサ巻きエギを使用しないエギの場合にも有用な技やちょっと変わったコウイカの美味しい食べ方も紹介します。
2. ターゲットを知る!一般的に呼ばれる「コウイカ」3種
エサ巻きエギングで狙える「コウイカ」には、実はいくつか種類があります。私たちが普段「コウイカ」と呼んで親しんでいる代表的な3種類をチェックしておきましょう。正体を知ることで、釣り場での狙い方も見えてきます。
① コウイカ(本コウイカ)

もっとも一般的で、エギングのメインターゲットとなる種類です。
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分布: 関東以南の本州、四国、九州の沿岸部に広く分布します。
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特徴: 背中にシマウマのような「横縞模様」があるのが最大の特徴です。また、外套膜(胴体)の先端に針のような突起があるため、地方によっては「ハリイカ」とも呼ばれます。身が厚く、ねっとりとした独自の甘みがあるため、刺身にすると絶品です。
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生態: 水深10m〜100mほどの砂泥底を好みます。春になると産卵のために浅場へ接岸するため、サーフや堤防からの釣果が急増します。
② カミナリイカ(モンゴウイカ)

コウイカよりも一回り大きく、非常にパワフルな引きを楽しめる種類です。
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分布: 西日本を中心に、比較的温暖な海域に多く生息します。
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特徴: 背中に楕円形の「目玉模様(コーヒー豆のような模様)」が並んでいるのが最大の特徴です。(キスマークなどと表現したりもします。)
市場では「モンゴウイカ」の名で広く流通しています。 -
生態: コウイカ同様に砂地を好みますが、より大型(1kg超)になるため、ヒットした時の重量感は抜群。春の大型狙いには欠かせない存在です。
③ シリヤケイカ

初夏に高密度な群れで接岸し、数釣りが楽しめる種類です。
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分布: 関東以南の本州、四国、九州の沿岸に分布し、特に伊勢湾や三河湾といった「内湾」の環境を非常に好むのが特徴です。
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特徴: 背中にはっきりとした模様はなく、全体に白い斑点が散らばっています。体の後端(お尻の部分)から茶褐色の粘液を出し、そこが赤茶色に汚れて見える(焼けて見える)ことからこの名がつきました。
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生態: 塩分濃度が少し低い内湾や河口付近の砂泥底にも平気で入ってきます。非常に密度の高い群れを作る性質があるため、一杯釣れると周囲で連発することがよくあり、堤防からの数釣りターゲットとして最高です。
💡 釣り場での簡単な見分け方まとめ
背中がシマウマ模様 = コウイカ
背中がコーヒー豆模様 = カミナリイカ(モンゴウイカ)
星がたくさん = シリヤケイカ
3. エサ巻きエギングの基本タックル
初心者でも迷わず、手持ちのタックルでも流用しやすいセッティングを提示します。
イメージしやすい様に初中級用の商品リンクを貼っておきます。商品ページでスペック等を参考にしてみて下さい。
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ロッド
「エギングを始めるなら、やっぱり専用のエギングロッドを買わなきゃダメだよね…」と思っていませんか? 結論から言うと、この釣り方に関しては、専用ロッドはまったく必要ありません!なぜなら、この釣りはエギを激しくシャクるのではなく、オモリの重みを利用して「底を意識した釣り方」が基本だからです。 むしろ、エギングロッドのような硬い竿よりも、シーバスロッド(MLクラスなど)やライトショアジギングロッドのような、少ししなやかで30g前後の重さを投げられる竿の方が、遠投もしやすくイカのバラシも減るため、圧倒的に有利になります。
もちろんエギングロッドをお持ちの場合は使用できますが、後に紹介する釣り方はオモリを追加し、エギ+オモリの約30g程度の重さを扱うので、その点はご注意ください。
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リール: 2500番〜3000番のスピニングリール。
エギング全般に言える事ですがある程度ドラグ性能があった方が、身切れ(強く引くことで刺さった針が身を切って外れてしまったり、足がちぎれたりすること)を防ぐ上で安心です。いつも商品リンクはイメージを掴んでほしくて貼っていますがこちらのレガリスは価格の割に優秀なリールですのでお勧めです。
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ライン: PE 0.8号 + フロロカーボンリーダー 4号(16Lbs)(1.0m程度)。
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エギ: エサ巻き専用エギ(キビナゴやササミを背中に乗せてワイヤーやゴムで固定できるタイプ)。
- その他小物:スナップ、ナス型オモリ
4. 準備する「エサ」とエサの身切れをさせない巻き方のコツ
中級者も気になる、エサのセレクトと扱い方のポイントです。
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おすすめのエサ:
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キビナゴ: 抜群の集魚力を誇る鉄板エサ。
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鶏のササミ: エサ持ちが良く、キャストを繰り返しても崩れにくい。
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魚の切り身: 集魚力は抜群
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これらのエサはエサ持ち良く加工されたものが釣り具屋で販売されていますが自分で作る方がかなり安く済みます。
作り方はこんな感じです。
キビナゴ
いつでも魚屋さんで販売されているものではありませんが私は見つけた時には購入して冷凍保存しています。
トレーにキッチンペーパーを敷き塩を引いた上にキビナゴを並べてその上にも塩をたっぷりかけて水分を抜き身を引き締めます。


鶏のササミ
ササミと書きましたが、私はむね肉を使用しています。
でも一般的には手軽に使用できる『ササミ』でしょうか。最初からエギに乗せやすいサイズで皮や脂身もなくて処理しやすいです。他の釣り餌として使用されるのもササミが多いです。
でもコスパを最優先するなら、価格が2~3割ほど安い『むね肉』もありです。
ササミより少し手間がかかりますが問題なく使用できます。
むね肉の皮をはぎ、キビナゴの塩漬け同様に適度な大きさに切ってトレーの上に塩を引きその上にむね肉を並べ、潮をたっぷりと乗せます。むね肉は水分がかなり出ますので、トレーを少し傾けておくと水分が流れてしっかりと水分が抜けます。
水分が抜けると大分サイズが小さくなりますので少し大きめに切って後から使いやすい大きさに切ります。(ササミでも塩漬け工程は同じです)




魚の切り身
魚の切り身の作り方についてはこちらの過去記事の中で詳しく説明してありますので参考にして下さい。いろいろな釣りに使えるエサに仕上がります。
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エサを綺麗に巻くコツ
ワイヤーを均等な力で巻きつけ、巻き終わりを丁寧に行うことで、キャスト時の身切れを防ぎ、水中での水平姿勢(イカに違和感を与えない姿勢)をキープさせます。
先ずはエサ巻きエギに付属している専用のゴムや針金を使用してエサを固定するのが間違えなもなく簡単です。
写真はもぐもぐサーチに付属している専用ゴムを使用して鶏ササミの塩漬けを取り付けたところです。私は大きめを取り付けるのが好きなのでこの大きさですが、メーカーさんの解説図ではキビナゴが取り付けられているので恐らく、キビナゴを取り付ける想定で沈下スピードやバランスが設計されていると思います。写真の鶏ササミは大きいのでもう少し小さく切った方が扱いやすいと思います。



5.エサ巻きエギの弱点
良く釣れるエサ巻きエギですが、弱点もあります。
①エサを巻くことにより飛距離が落ちる。
キャスト時にバランスを崩しやすく、空気抵抗も大きくなり飛距離がかなり落ちます。上記で紹介したエサ巻きエギはどちらも良く釣れますが、私の感覚ですが飛距離の面ではスシQがよく飛び、もぐもぐサーチの方が飛び抵抗は大きく飛距離が落ちる感じがします。
付けるエサの大きさにもよりますが、キビナゴはサイズ、重さともにベストだと思います。
②エサ取りが存在する
エサ巻きエギにはイカ以外にも色々な生き物が誘われてきてしまいます。
エソやカサゴ、時にはワタリガニも飛びついて来ます。
ここまでは楽しいゲストとして良いのですが、厄介なのはフグです。
フグはエサだけでなく固定ゴムまでズタズタにしてくれます。そしてフグの強靭な歯にかかれば、銅線等でも全く歯が立ちません。
酷い時には毎投やってくれます。そんな時はポイントを移動するかエサを外しましょう。



6. 【場所別】コウイカ攻略のポイント
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サーフ(砂浜): コウイカは底ベッタリのイカです。底が砂地であることを活かし、根掛かりを恐れず「ズル引き」メインで広く探ります。特に離岸流やカケアガリ(急に深くなっている場所)が集中的なポイントになります。
砂浜にコウイカの骨(イカの甲)が落ちている砂浜はコウイカがいる事の証拠とまでは言い切れませんが可能性は高いです。普段何気なく歩いている砂浜ですが意識して見るといろいろな発見が有ります。

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漁港・堤防: 漁港や堤防では海底が砂地であることが重要なポイントです。基本的に底を意識した釣りになるので海底が岩礁や海藻が多いところでは非常に釣りにくいです。(根掛が多発します。)先ずは海底が砂地であるか確認しましょう。航路が砂地で深くなっている漁港などは最高の釣り場です。航路のカケアガリや足元のケーソン(スリット)際や、夜間なら常夜灯周りの明暗の変化に潜んでいることが多いので、丁寧に底をトレースします。
7. 実践!釣り方の3ステップ
キャスト&完全なボトムコンタクト
コウイカ釣りにおいて、エギを底(ボトム)から離し過ぎないことが最重要。着底はラインの動きをしっかり見て確認します。
ここで一工夫!
ナス型オモリをスナップに付けてエギに装着します。
オモリを付けることにより、ボトムを取ることが容易になることに加え、飛距離が圧倒的に伸びます。飛距離を伸ばすことはキャスティングの釣りにおいてはとても有利にはたらきます。
オモリの付けかたもいろいろありますが、一番簡単なのはアオリイカエギング用にエギに付ける専用のオモリがありますので、これを使用することですが少々お高いです。
私はナス型オモリを使用して自作します。
オモリの号数は2~6号くらいで水深や風の有無、潮な流れ等で選択します。
水深も浅く、風や波もない場合は2号~3号
風が強く、潮流れが速く底が取れない場合は6号を使う事も有ります。
6号を使用する場合は竿の負荷を考慮してください。
先ずは3号から始めて見ましょう!
オモリの付けかた
ここではナス型オモリを付ける方法を何パターンか紹介します。
①普通のスナップに取り付ける。
スナップを少し通常とは異なる使用の仕方をします。
一番低コストです。
普段は開かない反対側も開きます。
普通使用時には開かないようになっていますので少し硬いですがそんなに難しくはありません。
ただ、爪を痛めない様に注意してください。
スナップを両方開きます。

オモリを通します。

元に戻して完成です。
オモリを通した側はオモリを取り換えるまでは、はめっ放しで通常開閉する側をエギのアイへ取り付けます。

この様にオモリをエギに取り付けます。

写真のオモリはワカサギ仕掛けに付属していたオモリの使いまわしでスナップは100均のものです。ナス型オモリも3号なら100均にあるもので十分です。

②両軸スナップを使用する。
あまり馴染みのないスナップかとは思います。
こんな感じのスナップです。
置いていない釣り具屋さんもあります。
両軸スナップを使用すると①で紹介したような作業は必要なくなります。
また、①と比べるとエギとオモリの距離が少し長くなりますのでエギ本来の動きが期待できます。

③タコ用スイベルを使用する。
タコ釣り用のスイベルで強度もあるので重いオモリを使用する時や水深のある堤防や漁港での使用に向いています。サーフで軽いオモリでの使用でも問題ありません。
両軸スナップ同様にそのままエギもオモリも簡単に取り付けることが出来ます。

注意
タコ用スイベルにはエギを2個付けるタイプの物もありますので注意が必要です
実物を持っていませんので参考にリンクを貼りますがこの様なタコ用スイベルはコウイカ釣りには向かないダメな物です。
これは ↓ ダメです。
ご自身の釣りスタイルに合わせて選択して頂ければと思います。
また、タイトルとは少しズレますが、この様にオモリを付ければエサ巻きエギでなくて、通常のアオリイカ用のエギでもボトムが簡単にとれますので、エサ巻きエギにないサイズやカラーでコウイカを狙う事も出来ます。
エギをたくさんお持ちの方はお試しください。
アクション
アオリイカのような激しいシャクリは不要です。ゆっくりとした「ズル引き」や、数回小さくコンコンと跳ね上げてからの「長めのステイ(5〜20秒)」が基本。エサの匂いで寄せる時間をしっかり作ります。その日のコウイカの活性やパターンに合わせてステイ時間は決めましょう。エサが付いているのでイカがエギを抱いている時間はエサが無いエギに比べて圧倒的に長いです。
アタリと合わせ
「グーッ」と重くなる独特のアタリ。ゴミが引っかかったような違和感があったら、一呼吸置いてから竿全体を起こすようにスイープ(大きな大合わせ)に合わせます。コウイカが掛かったらゆっくりと一定の速度で巻いて来ます。大型のコウイカの場合、ジェット噴射と言われる、ロート(水を吐き出す器官)から勢いよく水を噴射して引き込む強さがとても強いので身切れ(強く引くことで刺さった針が身を切って外れてしまったり、足がちぎれたりすること)を起こす恐れがあるのでコウイカが抵抗した場合やドラグが鳴って糸が引き出されている時には無理にリールは巻かず引き込みが落ち着くまで待ちます。
取り込み
サーフの場合、焦らずにそのまま岸へズリ上げます。波がある場合は波に合わせてズリ上げます。ズリ上げてしまえばイカは逃げれませんので無理に抜き上げたりする必要はありません。

8. コウイカを綺麗に・美味しく持ち帰るために
墨対策
コウイカは別名「スミイカ」と呼ばれるほど墨の量が多く、噴射の威力も強力です。サーフの場合あまり気にしなくても良いですが、釣り場を汚さないためのマナーや、ジップロックなどを活用してクーラーボックス内を汚さない等した方が良いです。
コウイカの墨を全て吐き出させることはとても難しいです。ある程度吐かせたら素早く締めてクーラーボックスに入れて持ち帰りましょう。
目の間あたりを軽く刺し体側、足側、左右と神経が分かれているので角度を変えて刺し、全体の色がスーッと白くなったら成功です。
締める事により鮮度を保つ役割と生きたまま袋に入れると中で墨を吐くことの防止を兼ねていますので、なるべく締めて持ち帰りましょう。(絶対ではありません)

あと、イカ類は真水に弱く、真水に触れると急速に劣化するので解けた氷の真水がコウイカに触れないように注意をして下さい。
9. コウイカの捌き方
ここでは捌き方と称して希少部位の取り扱いを主に解説します。
捌く時はまず最初に「イカの甲」を外しましょう。
コウイカのように余り大きくない個体は①写真のように少し皮に切れ目を入れて②のようにイカを握って甲を押し出すと③のようにスポッと綺麗に取れます。
大型のモンゴウイカのように大きな個体は写真の方法のように甲を取るのは少し難しいので包丁を入れて皮を切って取り出します。



甲を取ったら内臓、墨袋をなるべく傷つけないように開きます。
墨袋を破るとシンクが大変なことになります(笑)
墨はグレーの袋に入っています。
墨袋を口の方までたどると袋に繋がる細い管があることがわかりますので、その管を慎重に剥がしていくと墨袋が綺麗に取れます。墨は料理で使用するなら口を縛り保管。
使用しない場合は破らずに処分します。(通常は中の墨だけを取り出して保存するそうですがこの様に口を縛れば墨も漏れず綺麗に保存できるので私はこの様にしています)

あと、メスなら薄い膜に入っている卵と通称イカチチ(纏卵腺(てんらんせん) 卵を産み付けるときに卵を守る膜を作る部分)と呼ばれる白くてツルツルしたものが出てきます。こちらも食べれますので捨てないで下さい。


写真の白い長い物の中に無数の卵が入っています。これが纏卵腺(てんらんせん)を使って作られたものです。(写真は水族館で撮影したアオリイカの卵)

料理から少し脱線しましたが、あとミソも食べれますので捨てないで下さい。
(写真左側の茶色い物)

・クチバシ(トンビ)
トンビとはイカの足(ゲソ)の付け根の真ん中にある、あの丸くて黒い硬いクチバシのことです。トンビの周りは、イカがエサを噛み砕くために発達した「最も筋肉が発達した超強力な部位(口球:こうきゅう)」です。そのため、身の締まり方がゲソや胴体とは比べ物にならないほどブリンブリンで珍味としても重宝されています。
ただ、このトンビにはとても硬くプラスチックのような鋭いクチバシが1対になって入っています。このまま料理するととても食べにくいので、事前に除去しておくことをお勧めします。(珍味として売られているものはクチバシは入ったままです。またゲソ料理に使われるときは通常トンビは取り除かれています)
このクチバシ部分をとるのはコツを掴めば簡単です。
①ゲソの間にあるトンビ部分を押し出す。

②トンビ部分が出てきたら強く摘まむ

③黒いクチバシが完全に露出し外れるまで押し出す

④ここまできたらクチバシをもう片方の手で外す

⑤この様に綺麗に取れます。


私は命を頂くうえで捨てる部分は少しでも少なくするように心がけています。
捨てる部分は目、クチバシ、胃袋くらいです。刺身を作る時に剥いだ皮も美味しく頂きます。
よく言えばこれらの部位は通常では通常では得る事が少ない釣り人ならではの特権だと思っています。
10.コウイカの料理
釣った新鮮なコウイカは、アオリイカなどと比べても「身が肉厚で、モチモチとした独特の甘み」があり、刺身はもちろん絶品ですが、火を通しても硬くなりにくいので火を通した料理も最高です。
・刺身
よく「新鮮なイカの刺身は身がパキパキで…」なんて言われますが、新鮮なコウイカはパキッとした歯ごたえではなく、噛むほどにねっとりと舌に絡みつくような濃厚な甘みが広がります。
刺身にする際に外側の皮を剥いたあと、身の表面に薄く硬い「内皮」が残ります。これをお刺身の前にペーパータオル等でしっかり剥ぎ取ることで、口の中に残らない極上の口当たりになります。
あと、コウイカの身は厚いので、身の表面に縦横に細かく切れ目を入れてください。こうすることで醤油がよく絡み、モチモチの食感と甘みが口いっぱいに広がります。
生姜でもワサビでもどちらも良いく合います。
私は生姜は出来ればチューブではなくおろしたてをお勧めします。

その他もちろんイカの定番料理の醤油バター炒め、天ぷらなど、どんなイカ料理も凄くおいしいです。これら定番料理のレシピはクックパッド等を参考にしてもらうとして
これ以降は少しレアな食べ方をお伝えします。
・イカ墨パスタ
ある意味これも定番料理のような気もしますが、通常のレシピ本やネットにあるような作り方ではなくもっとワイルドに使用します。
よく『イカスミは生臭いから白ワインでしっかり炒めて臭みを飛ばす』なんてレシピ本に書いてありますが、釣ったばかりの新鮮なコウイカなら、そんな面倒な工程は一切不要!そのままぶち込んでOKです!
生臭さが出るのは時間が経った市販のイカの話。釣りたての墨は臭みどころかアミノ酸の塊なので、ソースにダイレクトに混ぜ合わせるだけで、濃厚でコクのある完璧なパスタソースになります。この手軽さと美味さは、釣り人だけの特権です。
ゲソを入れて炒めたパスタソースにイカ墨を袋ごと入れます。
(上品なイカ墨パスタよりきっと量は多いと思いますが、大丈夫です。)


とんでもない色になります(笑)

味見をしながらお好みの味になるまで火を通してください。
茹でたパスタを入れソースと絡めて出来上がり!

・イカチチ、卵、ミソのホイル焼き
アルミホイルを汁がこぼれないように堰を作り、くっつかないように軽く油をぬってその上にイカチチ、卵、ミソ等を置いて塩コショウ等お好みの調味料を振ってオーブントースターでしっかりと焼きます。





見た目は悪いですが、とても美味しいです。
他にゲソとミソを和えて焼いても美味しいです。
11.最後に
エサ巻きエギングは、ボウズを回避して確実に一杯を手に入れるための「最強のサブウェポン」です。
普通のエギングで行き詰まっている方も、ぜひこの圧倒的なアタリの多さを体感してみてください!

最後までお読みいただきありがとうございました。