生き物、自然大好き!

昆虫採集や魚とり、海や川での遊び方等の情報を発信します。また犬好き管理人の愛犬を通じて犬の飼い方なども書いていきます。

犬の寄生虫(内部寄生虫)

犬の寄生虫(内部寄生虫)

 

寄生虫!なんと嫌な響きでしょうか!家族同然に生活している我が家のわんこには無関係だなんて思っている飼い主さんも多いことでしょう。
しかし消化器官などの体内部に寄生する内部寄生虫とダニやシラミ等の様な外部寄生虫を合わせると様々な寄生虫があなたのわんこに寄生する可能性があります。
ここでは、内部寄生虫で発症例の多い寄生虫について確認してみましょう!

 

1.イヌ回虫


「この子、回虫に感染していますね」 え!! 我が家に子犬を迎え入れて最初のワクチンを接種しに動物病院で検査を受けた時の検便にて回虫の卵が確認されました。
感染経路は母犬からの胎盤感染だろうと告げられました。
こんな具合にイヌ回虫症は割とありふれた感染症だそうです。イヌ回虫の特徴は生後6カ月未満の幼犬での発症が殆どだそうです。
主な感染経路は次の通りです。
・虫卵を含んだ糞を食べてしまったり口にしてしまうことによる経口感染。
・感染している母犬からの胎盤感染、母乳感染、中卵を含んだ排泄物。
・感染している小動物を食べてしう間接的な感染。

イヌ回虫症の主な症状は、食欲不振、下痢、嘔吐、発育不良などがあります。生命にかかわることは少ないですが、稀に命を落とす事もあるようですので注意が必要です。
また、このイヌ回虫症は人間にも感染する危険がある人獣共通感染症でトキソカラ症といって、稀に人間に感染することがあります。特に幼児のいる家庭では糞等に
触れさせないようにすると共に、わんこを定期的に検査をすることをお勧めします。
ちなみに、我が家のわんこは駆虫薬を処方され10㎝程のスパゲティの様な白い虫が数匹出てきました。凄く気持ち悪かったです。


2.鉤中(こうちゅう)


1~2㎝位の寄生虫で小腸に鋭い歯牙をもっていて小腸の粘膜に噛みつき血液を吸う。
鉤虫症の主な症状は貧血、血便、下痢や腹痛を引き起こします。

3.条虫(じょうちゅう)


割とよく耳にするサナダムシのことです。
条虫の幼虫がいるノミを食べて感染します。ひも状の寄生虫で多数の片節でできていて、切り離された片節が肛門から排泄される時やフンの表面に着いている時などに発見されます。
条虫症は感染しても殆ど症状が出ないそうですが、多数の個体に寄生された場合には下痢や体重減少等の症状が出る場合があるそうです。
感染経路はノミなので、定期的にノミの駆除をすることが一番の予防になります。

4.フィラリア


寄生虫の予防という点では、犬を大切にしている飼い主さん多いのではないでしょうか?
割と身近に発症例がある寄生虫症でフィラリアという寄生虫が体内に寄生することにより心臓に機能障害が発症する病気です。
症状としては心臓の右心室にフィラリアの成虫が寄生することにより肺動脈へ十分な血液を送ることが出来なくなり、犬が息切れを起こしたり散歩の途中でぐったりしたりします。私の近所で飼われていた犬も発症していて、いつも深い咳を苦しそうにいていました。
感染経路は蚊です。フィラリアに感染した犬が吸血するときに血液中にいるフィラリアの幼虫が取り込まれ、その蚊に別の犬が刺されたときにフィラリアの幼虫が体内に入り感染します。
蚊に刺されなければ殆ど感染することはありませんが、現実的にはかなり難しいと思います。
でも、予防は薬で出来ます。
薬は、飲み薬、注射、滴下薬の3種類があり獣医さんと相談して決めることが出来ます。
私は飲み薬を選択しています。

チュアブルタイプで美味しいらしく、すごく喜んで食べるので月に一度のご褒美としてあげています(笑)

フィラリア予防だけでなくイヌ回虫や鉤虫の駆除にも効果があります。

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フィラリア薬(チュアブル錠)

飲み薬の場合は蚊が発生しだしてから飲ませ始め、いなくなった1ヵ月後まで継続して飲ませます。蚊の発生は地域によって違いますが
私の住んでいる地域では5月から12月まで飲ませています。
滴下薬も同様の期間与えます。
注射は1回打つと半年から1年程効果があり、飲み忘れ等がないので毎月投薬する必要がないので飼い主の負担は少ないようです。
フィラリアは予防が一番ですので、確実に予防を行いましょう。

 

今回紹介した内部寄生虫以外にもまだ沢山の寄生虫が存在しています。

薬で予防できるものは予防することが望ましく、また定期的に動物病院で検査をするなどして寄生虫を予防、駆除して愛犬の健康を守りましょう!