犬が食べてはいけないもの
先日、友人から連絡が入り「ハナ(飼い犬のトイプードル)が大根1本まるごと全部食べてしまったけど大丈夫だろうか?」と相談されました。
私は特に犬に有害な物でもないので、元気なら様子を見ていれば大丈夫ではないか?
もし酷い下痢にでもなってしまったら病院へ連れて行くようにアドバイスをしました。
ただ、良いか悪いかもですが、よくあんな小さな子が大根をまるごと全部食べたものだと思いました。
友人は頂き物の野菜を玄関に置いておいたところ、知らないうちに食べてしまったそうです。
今回は犬に有害な食べ物ではありませんでしたが、同じかごの中には犬にとって有害なタマネギも入っていたそうです。
ハナちゃんは大根が好きだったのか、たまたま食べたものが大根だったのかはわかりませんが、やはり誤食等の事故を起こすリスクは低減させたいですね。
そこで今回の出来事をきっかけに、私たちの周りには、犬が食べてはいけない物が身近にも沢山あることを再認識するために、犬が食べてはいけない物で特に有害性の高そうな物をまとめてみました。
今一度確認してみましょう!
1.ネギ類
まず始めに犬を飼っている人なら知らない人はいない位知られてるネギ類の害についてお話します。ネギ類は想定される有害性もかなり高いです。
どの様な害があるかというとネギ類(長ネギ、タマネギ、ニラ、ニンニク、ラッキョウなど)に含まれる成分が赤血球を破壊するため溶血性貧血を起こし、場合によっては死んでしまう危険があるようです。
タマネギを使った料理の煮汁やみそ汁に残っているタマネギを食べただけでも中毒症状を起こす場合があると言われるほど犬にとって危険な食べ物だそうです。
また、家庭では気をつけていても、犬との外出先等で食べるハンバーガーやサンドウイッチにもタマネギが含まれている物が多いのでつい少し分け与えてしまいがちですが、注意が必要です。摂取した時の症状としては胃腸障害や血尿を引き起こすそうです。
我が家でも先日、キッチンで調理中にドサッと沢山こぼした肉とタマネギの炒め物を急いでいたこともあって、直ぐに掃除しなかったせいで、片付けに行った時にはすでに遅くわんこが食べてしっまていました。
幸い何事もなく無事でしたが、2~3日はとても心配でした。
2.ぶどうやレーズン
これらも犬にとって危険な食べ物で中毒症状を起こすことがあるようです。症状としては嘔吐、下痢、腹痛を引き起こし、重度の場合は腎不全を発症して死んでしまうこともあるようです。
昔は今より情報が少なかったことも有りますが、当時は害があることなど知らず、私が子供のころ飼っていた犬は投げた物をキャッチすることがとても上手だった事もあり、ぶどうを食べる時には必ずと言っていいほど投げてキャッチさせて食べさせていました。犬もぶどうが大好きで、私と弟が投げた分を合わせると毎回かなりの量を食べさせていたと思います。
小型犬で巨峰を数粒食べて急性腎不全を発症し、死んでしまった例もあるそうです。
幸い何事もありませんでしたが、今思い出すとぞっとします。
3.キシリトール
虫歯予防効果があるとのことで、ガムなどに含まれていることが多いキシリトールが犬にとって有害であると最近言われています。少量の摂取で発症する恐れがあるようで、
ガム数枚分で血糖値が低下し、痙攣等を発症し重度の場合死んでしまうこともあるようです。我が家でも歯医者さんに勧められて家族でキシリトールガムを噛んでいます。
我が家の犬は清涼感のあるスースーする物はまったく食べませんのでガム系は大丈夫だとは思いますが、他のお菓子類にも使用されている物が多いので注意が必要です。
4.その他
チョコレートなどのカカオ類、マカダミアナッツ、スルメ、貝類なども書籍等で犬にとって危険な食べ物として上がっています。
インターネットや書籍等で万一食べてしまった場合は吐き出させる等の処置方法が書かれているものも多いですが、実際には吐き出させる事は難しいと思います。
また、症状も詳しく記載されている場合も多いですが、一番大切なことは、元気がなかったり普段と少しでも違うしぐさや嘔吐、下痢等が発症した場合は
すぐに動物病院へ連れていきましょう。
そして、危険と言われている食物は与えない事はもちろんですが、犬が触れることが出来るような所にこれらの物を置いておかないことが大切だと思います。
今後も愛犬といつまでも幸せに暮らしていけるように日々学習をして行きたいと思います。